おいち不思議がたり(ドラマ)の主なキャスト・登場人物たち
おいち(葵わかな)
藍野松庵(あいの・しょうあん)(玉木宏)
仙五郎(高嶋政伸)
新吉(工藤阿須加)
おうた(財前直見)
おいち(葵わかな)
藍野松庵の娘で物語が始まったときは16歳。本所深川・六間堀町の菖蒲長屋に住んでいて、松庵を手伝いながら将来、医者になることを志している。この世に未練を残して亡くなった人の姿が見えて話ができるという不思議な力を持つ。本当は荒物屋「甲州屋」 の娘として生まれ、生後すぐ母親が亡くなったため、松庵に引き取られた。
藍野松庵(あいの・しょうあん)(玉木宏)
おいちの父(養父)。ある大名家のお抱え医師になる話もあったほど蘭方医としての名を馳せていたが、おいちの生みの母親を死なせてしまったことで仕官を断ったという経緯がある。現在は裏店の菖蒲長屋で町医者をしていて、身分の上下や貧富に関わらず、分け隔てなく病人や怪我人を診察している。診察代や薬代をせかさないため、生活は常にカツカツ。
お里
おいちの母(養母)でおうたの妹。おいちが5歳のときに亡くなっているため、物語が始まっているときにはすでにいないことになっている。
おうた(財前直見)
おいちの伯母で、お里の姉。本所深川・八名川町の紙問屋である「香西屋(こうさいや)」の内儀(おかみ)。しょっちゅう菖蒲長屋にある松庵の診療所を訪れては、おいちに嫁入りの話を勧めてくる。たった一人の姪が可愛くて仕方がない感じ。
香西屋藤兵衛
おうたの夫で、紙問屋「香西屋」の主人。紙屑拾いの行商から始まり、おうたと二人三脚で表通りに店を構えるまで商売を大きくしたやり手の人物。ただしおうたには頭が上がらない様子。
おかつ
「香西屋」の奉公人。おかつ付きの小女であるため、常におかつと行動を共にしている。おいちが診療所を留守にするときは、松庵が行う患者の治療を手伝うこともある。
仙五郎(高嶋政伸)
本所深川界隈を縄張りとする凄腕の岡っ引き。「剃刀(かみそり)の仙」という異名を取る。
新吉(工藤阿須加)
腕のいい飾り職人。物語が始まったときは奉公が終わってちょうど独り立ちしようとしていた。おいちに想いを寄せていて、「ぴらぴら」と言われる銀のかんざしを渡す。
おふね
おいちの幼馴染で、「小峯屋」の娘。赤ん坊を死産したことで命を落とす。この世で伝えきれなかったことをおいちに伝えようとする。
お松
おいちの幼馴染。父親が酒ばかり飲んで稼ぎが悪く、幼い妹たちの面倒を見ている。
田澄十斗(たずみじっと・葉山 奨之)
医学生。山賀貝弦という高名な医師の一番弟子で、当時の先端医学である蘭方を学ぼうとする。実はおいちの実の兄。長崎からの留学から戻った後は松庵の診療所を手伝う。
鵜野屋直助(阿部進之介)
常磐町の生薬屋「鵜野屋」の若主人。7歳の時に松庵に診察してもらったことがある。前妻の加世を病気でなくしている。