ジョージ我那覇の紹介で我那覇猛に連絡
朝ドラ「ちゅらさん」に登場する我那覇猛(がなはたけし)(川平慈英)とは、東京の音楽プロデューサーです。兄は沖縄・那覇にあるライブハウス「クロスロード」のマスターであるジョージ我那覇(鮎川誠)です。古波蔵恵達(山田孝之)は上京する際に、ジョージ我那覇から我那覇猛の名刺を受け取っていました。
恵達は東京で知り合ったバンドのメンバーと作った曲を売り込むため、我那覇猛の名刺に連絡をして曲を聞いてもらうことにしましたが、我那覇猛が注目したのはバンドではなく、恵達1人だけ。そのせいかバンドのメンバーたちと初対面のときからなぜか飛行機で出会った「沖縄のおばぁ」の話が。ちなみにこの「沖縄のおばぁ」とは古波蔵ハナ(平良とみ)のことです。
恵達だけがデビュー 我那覇猛の真意は?
後日、恵達は我那覇猛が所属するレコード会社に一人だけ呼び出され、CDを作って売り出すのは恵達1人だけと言い渡されます。他のバンドメンバーを加えてしまっては売れる見込みはないと言われてしまい、恵達がデビューする際には他のメンバーは我那覇猛が紹介するという提案に。恵達は自分だけがデビューするという我那覇猛のオファーには素直に喜ぶことができず、返答を保留します。
ジョージ我那覇が唯一紹介したのは恵達だけだった
ですが最終的に恵達は、兄の恵尚(ゴリ)にも相談した上で、我那覇猛のオファーを受け入れます。恵達は自分で他のバンドメンバーに自分だけがデビューの誘いを受けたことを正直に話し他のメンバーから祝福された上で、我那覇にデビューしたいことを伝えたのです。このとき我那覇猛はなぜ恵達だけをデビューさせようとしたのか理由を話します。
「俺は、ずっと憧れててな、兄貴にさ。… あぁ、憧れてたさ…どうやったら、あんなふうになれるかと思ってさ。そればかり考えてたさぁ… でも俺にはその才能はなかった。あの人はさ、だって何も考えてないさ。全然何もだよ…。だからロックなのかもしれん。あの兄貴が、俺に誰かを紹介したのは初めてさ。それはさ、恵達の中に何かを感じたからなのかもしれないな…」
ちゅらさん 2 151ページ
ただこのとき恵達は自分が作曲して、我那覇猛に聞かせた曲はバンドのためにおいていきたいと申し出ました。我那覇猛はOKし、「恵達と曲」ではなく恵達だけをデビューさせることにしました。