「ゆがふ」の集金袋を盗む黒島猛(beginの比嘉栄昇さん)
朝ドラ「ちゅらさん」のbegin(ビギン)の比嘉栄昇さんが扮する黒島猛は西新宿の町工場で働いていました。しかし地上げで工場がなくなってしまい、お金もなくプラプラ歩いていたところ、エリー(えりぃ・古波蔵恵里)が乗っていた自転車が倒れ、そのときカゴにあった「ゆがふ」の集金袋をつい盗んでしまいます。
黒島猛が食べたソーメンチャンプルーとイリチーチャーハン
その後、黒島猛は「ゆがふ」をたずねて集金袋のことを切り出そうとしますが、エリーの勢いに押されて、昼ごはんを食べるだけにとどまってしまいます。1回目はソーメンチャンプルー、2回目はイリチーチャーハンをご馳走になって沖縄のことを思い出すだけで、お金のことは白状できません。
恵文に許してもらう黒島猛
3回目に登場したのは、「ゆがふ」がエリーの発案で昼のランチ営業を始めた時です。黒島はランチタイム第1号のお客さんとして迎えられますが、エリーの歓迎ぶり我慢できずにとうとう「ゆがふ」の集金袋を盗んだことを白状します。
「ゆがふ」店長の兼城昌秀(藤木勇人さん)は「沖縄の人間がお金を盗るなんて許さん」と血相を変えて怒りますが、その場に居合わせた恵文(堺正章さん)やエリーのとりなしもあって何とか警察沙汰にならずに済みます。
あとランチタイムを発案したエリーは、黒島がお金のことを悪く思って無理矢理自分の料理を食べていたのかと、兼城とは別の意味でショックを受けますが、黒島によるとエリーの料理は「八重山のてぃだ(太陽)」の匂いがするほど美味しかったとのことです。
「黒島」は沖縄・八重山地方に多い名字
「ちゅらさん」のエリーによると「黒島」という名字は沖縄の八重山地方に多く見られ、実際「ちゅらさん」の黒島も自分の生まれは石垣島であると言っています。
実在する女優で朝ドラ「ちむどんどん」でヒロインをつとめた黒島結菜さんは、沖縄県糸満市出身であると聞いたことがあります。黒島結菜さんのご実家も、「ちゅらさん」の黒島猛と同じく、石垣島をはじめとした八重山地方にルーツがあるのか気になるところです。