共亜事件とは帝人事件 虎に翼の猪爪直言(岡部たかしさん)が贈賄の容疑をかけられた事件 朝ドラ「虎に翼」より

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共亜事件のモデルは「帝人事件」

朝ドラ「虎に翼」で発生する共亜事件のモデルとは、1934(昭和9)年に実際に発生した「帝人事件」であると考えられます。帝国人造絹糸(株)(現・帝人)の株式売買が汚職として追及されました。

帝人事件は当時の齋藤実(さいとうまこと)内閣が総辞職をする原因となりましが、起訴された財界人・大臣・官僚は全員が無罪で終わります。

共亜事件も帝人事件も判決は「無罪」

朝ドラ「虎に翼」では、帝都銀行に勤務していた猪爪直言は贈賄側担当者として起訴されることになります。「共亜事件」は1936(昭和11)年から100回に及ぶ公判が行われ、猪爪直言は「無罪」として結審します。

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実際の帝人事件では事件に使われたとされる帝人株の1300株は保険会社の地下金庫に保存されたままで、取り出された形跡がないことから、犯罪の形跡はなかったとされています。

共亜事件の判事・桂場等一郎 帝人事件の判事・石田和外

なおこの帝人事件の左陪審を担当した判事は石田和外(いしだかずと)であり、戦後に最高裁判所長官をつとめた人物です。「虎に翼」では共亜事件の担当判事は松山ケンイチさん扮する桂場等一郎ですが、石田和外は桂場等一郎のモデルと考えられます。

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NHK朝ドラ 虎に翼 参考文献

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