幸は商いの戦国武将となれるか?NHKのBS時代劇ドラマとして放送される「あきない世傳(せいでん) 金と銀」のあらすじネタバレ要素としては、五鈴屋徳兵衛に次々と襲いかから不幸でしょう。
ここでいう五鈴屋徳兵衛とは1人のことを指すのではなく、3人の男性のことを指します。豊作こと四代目徳兵衛、惣次こと五代目徳兵衛、智蔵こと六代目徳兵衛。それぞれ二代目徳兵衛の妻・富久の孫息子です。
あきない世傳(せいでん) 金と銀 四代目徳兵衛・豊作は脳内出血で死亡
四代目徳兵衛は大した商才もなく、たびたび新町廓と言われる大坂の色街に出かけては散財します。ついには最初の妻・菊栄が持ち込んだ35両もの結納金を手を出す放蕩ぶり。
ついには菊栄と離縁され、「仕方なく」女衆上がりの幸と再婚します。ところが幸と再婚しても色街通いは治らず、ある夜新町廓から帰宅する途中に石垣から転落。頭を強く打ち、あっけなく亡くなります。
あきない世傳(せいでん) 金と銀 五代目徳兵衛・惣次は隠居・失踪状態に
五代目徳兵衛は3兄弟の中では最も商売に対する情熱にあふれ、またセンスも優れています。ただ人格に難があり、兄である四代目徳兵衛といがみあったり、幸にも商才があることをやっかみます。
江戸で五鈴屋の看板をあげることに躍起になるあまり、江州浜糸の産地で製造元に不渡手形を掴ませます。このとき怒った製造元が取引停止を言い渡したため、責任をとって隠居し、幸とも離縁します。
ただし隠居は書き置きを残すだけで本人はどこに行ったか分からず、失踪状態となってしまいました。
あきない世傳(せいでん) 金と銀 六代目徳兵衛・智蔵は積聚(しゃくじゅ)で死亡
五代目徳兵衛の突然の隠居により、急遽六代目を襲名した智蔵。元々、商人になる気はなく、草子書き(小説家)をしながら食うや食わずの生活を経て、実家に戻ります。
元々商才がないことを自覚していたため、五代目の後に娶った幸には「ご寮さん」として積極的に五鈴屋の経営に参画してもらう方針にします。幸にとっては自由に自分の商才を生かせる人生最良のパートナーでしたが、ある日「積聚(お腹に現れる異常な痛み)」のためあっけなく亡くなります。