NHK朝ドラ「らんまん」の第7週「ボタン」で田邊彰久(要潤さん)の英語セリフに”There is a notion abroad of noblesse oblige. Those in positions of authority have a duty.”という言葉があります。
意味は「外国にはノブレス・オブリージュという考えがある。高い地位があるものには義務があるということだ」です。東京大学植物学教室の田邊教授はずいぶん高いところから物事を見ていて、味方にはよっては「相手を見下ししている」と見られかねません。
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らんまんの英語 セリフ You see, at the heart of the matter, one thing is important.
小説版の「らんまん」を読んでいると、田邊彰久は日本にいながらにして、セリフの端々に英語が出てきます。例えば以下のような英語のセリフ
“You see, at the heart of the matter, one thing is important. “(よろしい。ことの本質は、ただ1つのことが大切なのだ)
開成学校を経てアメリカのコーネル大学に留学していたというプロフィールを聞くと、華やかなイメージを持つかもしれません。
でもおそらく田邊教授は当時の日本が欧米諸国が持つ科学技術の水準から絶望的なほどに遅れていたことのショックや焦り、また西洋に対する憧れが入り混じったような人物なのではないでしょうか。