2022年9月17日月曜日からNHKBSプレミアムで再放送される朝ドラ「本日も晴天なり」で使われるロケ地は、東京都中央区日本橋蛎殻町にある水天宮や、島根県松江市と出雲市にまたがる宍道湖などが挙げられるのではないでしょうか。
朝ドラ「本日も晴天なり」は1981年後期に放送された朝ドラです。そのため今のようにインターネット上の番組公式サイトどころか、朝ドラのガイド本などはありません。
よって「本日も晴天なり」のロケ地が、水天宮や松江市の宍道湖であるとする理由は、小説版の本日も晴天なり 上の記述から推測するものです。
目次
本日も晴天なりのロケ地(その1) 東京・日本橋の水天宮
「本日も晴天なり 上」の5ページにはこのような記述があります。
昭和十九年夏。蝉時雨が青葉の茂みから降りそそぐ日本橋水天宮の石段を、息を切らして一人の少女が駆け上がって行く。
小説のしょっぱなの記述でいかにも絵になるシーンですがここはセットではなく、実際の水天宮が使われるのではないかと考えています。
本日も晴天なりのロケ地(その2) 松江市の宍道湖
ヒロイン桂木元子が戦後に結婚することになる、陸軍中尉の大原正道の実家は島根県松江市にあります。2人は正道の実家からも結婚の許しをもらうため、松江に向かいます。
四日後の夕方、元子と正道は二人きりで、宍道湖のほとりに立っていた(「本日も晴天なり 上」の238ページより)
このときやや桂木家と大原家の間にいざこざはあったものの、大原家から結婚の許しを得ることができました。その後2人は松江の町や宍道湖を散策します。
小説を読んでいると物語の舞台は東京となっています。お話が始まって以来、ここではじめて物語の舞台が東京以外の地方になりました。若いカップルが湖のほとりに立つシーンなので、ここはスタジオでは松江のロケで撮影されたのではないでしょうか。