会社で働いているときの、話し方や書き方というものはすべて「結論→理由」でした。「起承転結」で言えば、「結→起」というところです。
場合によっては、「結」のみと言うときもありました。とりあえず「売上」という結論を立てておけば、それ以上突っ込まれなかったので。
逆に説明が「起承転結」になっているときは、売上という「結論」がでないときで、上司から大目玉を喰らいます。
そのせいか個人的には、メールでもWeb上の質問掲示板でも、まず最初に「主旨」とか「質問の主旨」を必ず書きます。何を言いたいのか、聞きたいのかはっきりさせるためです。
目次
「起承転結」が良いのは日本文化だから?
本書ではブログを書く文章は、色々な理由から「起承転結」が良いと勧めています。
- 仏教の文化を基盤にしている日本人には、「主張→理由」のキリスト教式よりも、「原因→結果」の仏教式のほうが馴染むのです(P54)。
- 一般の日本人を相手に何かの状況を説明するなら、背景事情を述べ、やむを得ずこうなったという「必然」として結果に共感してもらう方が良いのです(P57)。
「起承転結」の理由は広告収入のあり・なしによる
たしかにこれらの理由は、何となく分かります。自分のブログを読み返してみると、「起承転結」の文章になっていることが多い。あれほど会社員時代に「結→起」を叩き込まれたにもかかわらず…。
それは日本の文化だからというより、「結まで読んでもらった方が、広告収入的においしいから」という、ごく個人的な理由もあります。
このブログでは記事の終わりに、Google Adsenseのレクタングル(大)を貼り付けています。
要は使い分けですかね。同じビジネスでも広告が絡むか絡まないか、その違いだと考えます。