NHK大河ドラマ 鎌倉殿の13人で源実朝役として柿澤勇人さんが出演されることが発表されました。源実朝は源頼朝の息子で鎌倉幕府第三代将軍で、かつ和歌をたしなむ歌人としても有名です。
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源実朝は小倉百人一首の歌人
源実朝は、制作発表の時点で「鎌倉殿の13人」のストーリーで語られているように、死が伴う常に危うい存在でした。そのことは源実朝が読んだ和歌にも、日頃から不安定な立場を嘆いていたようです。
世(よ)の中(なか)は常(つね)にもがもな渚(なぎさ)こぐ
海士(あま)の小舟(をぶね)の綱手(つなで)かなしも
「世の中は無常だが、変わらないままであってほしい。広い海の波打ち際で漕ぐ漁師の小舟が綱を引く様子は、しみじみとしていて趣深いなぁ」という意味。
意味はNHK for Schoolのページから引用させていただきました。
源実朝は源頼家の息子・公暁に暗殺される
源実朝の不安な心情は最悪の形で実現します。彼は1219年に鶴岡八幡宮を参詣した際に、甥の公暁(兄・源頼家の息子)に暗殺されます。その死後も不幸は続き、首が一時行方不明になってしまったそうです。
神奈川県・秦野市には源実朝が葬られとされる首塚が史跡として残っていますが、あくまでも伝聞の域を出ていません。非業の死を遂げてもなお苦しい立場に置かれた源実朝はキャストは誰になるんでしょうね。