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朝ドラ「おちょやん 」に出てくる芝居茶屋とは〜芝居見物に来たお客さまの食堂兼休憩所 #おちょやん

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NHKドラトピックスのブログサイトで2020年11月30日月曜日から放送が始まる「おちょやん」に関する記事を読んでいると、ときどき「芝居茶屋」という言葉が出てきます。

9月上旬の某日。真夏さながらの強い日ざしが照りつける中、17 歳となった千代が道頓堀の芝居茶屋でお茶子として働くシーンが撮影されました。千代は幼少期に大阪南部の南河内から、道頓堀の芝居茶屋「岡安」に奉公に出されたという設定です。

上記の引用文は2020年09月17日にNHKドラマトピックスに投稿された記事から引用した文章です。ヒロインの杉咲花さんが扮する竹井千代が奉公しているという芝居茶屋の「岡安」とはどのような場所だったのでしょうか?

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芝居茶屋って何するところ?

この芝居茶屋とは、ヒロインのモデルとなった浪花千栄子さんが1965年に出版された、自伝書「水のように」で次のように説明されています(Kindle 版.の位置No.250-256より引用)

そのころの芝居茶屋と申しますのは、プレイガイドであり、食堂であり、お客さまの休憩所であり、ときにはひいき役者とお客様の用事の橋渡しをしたり、またはお見合いの場所となったり、なかなか複雑な性格を持っていまして、見物の、良家の御寮人やお嬢さん、芸者衆などは、着替えの場所にもお使いになったものです。

見出しのタイトルで芝居茶屋のことを指して、「芝居見物に来たお客さまの食堂兼休憩所」と書きましたが、どうもそれだけのために使われた施設ではなさそうです。令和の時代になぞらえるとどんな施設になるのかいまいちピンと来ません。

ちなみに自伝書「水のように」によると、浪花千栄子さんが実際に奉公に出されていたのは、芝居茶屋ではありません。浪花千栄子さんはその芝居茶屋に料理をおさめる仕出料理屋に奉公に出され、そこであらゆる雑務を押し付けられていたそうです。

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