2019年6月29日(土)に株式会社IDCフロンティア 大阪オフィスで、June Osaka Web Dev & Design Meetupに参加してきました。しかも「話を聞くだけの参加者」ではなく、「話をする方の参加者」として。
“I can not speak Engilish!”
イベントの公用語は英語です。「日本語を使ってはいけない」というルールはありませんが、英語を使った方がイベント全体のコミュニケーションが活発になり、お互いの交流も深まります。
一方、自分は”I can not speak Engilish!”です。頑張ってもせいぜい”I want to drink water!”とか”This is my desk.”など若干のサバイバル英語が話せる程度です。
もし外国からの観光客の方にJR大阪駅の桜橋口で「阪急京都線の梅田駅に乗り換えるための道順を教えてほしい」と英語でたずねられたら、”Let’s go with me for Hankyu Koto-Line, Umeda Station”といって、一緒に現地まで案内してあげることしかできません。
スピーカーに選ばれた理由
ではなぜそんな自分がスピーカーに選ばれたのでしょうか?理由はプロフィールに書いた”AMP & PWA”です。”AMP & PWA”の技術に関する詳細は説明しませんが、”AMP & PWA”はGoogleが特に力を入れている技術のことを指します。
おそらくその2つの固有名詞が他の参加者の方に「刺さった」のでしょう(あと予定していた方が急に”sick”になったからという理由もあります)。
そういうわけで今回のMeetupに参加された方の中で、在日25年という方に即席通訳をしてもらいながら、6月15日(土)に行った「Webパフォーマンス改善セミナー」の概要とAMPについて20分程度のお時間でお話をさせていただきました。
以下は日本語が母語ではない方に向けて話したときの感想や、Meetupが終了した後に「さくら水産」で打ち上げを行ったときに感じたことのツイートです。まとめ形式にしておきましたので、「英語恐怖症」に取り憑かれている方の参考になれば幸いです。
雑感ツイートまとめ
昨日参加した勉強会はこれ!
June Osaka Web Dev & Design Meetuphttps://t.co/bLlEYWeJC7 pic.twitter.com/KDSqbSkrny— Hiroshi Fukui@DMM英会話は休会中 (@echizenya_yota) June 30, 2019
気が向いたときにカジュアルな参加する
日本語が母語でない人たちと会話するときのコツについて。いくつかあるが、「ちゃんとした英語」を話せなくても良い。DMMで英会話レッスンを受けるかどうか迷っている暇があったら、とり合えずカジュアルな会に参加することの方が大事。
— Hiroshi Fukui@DMM英会話は休会中 (@echizenya_yota) June 30, 2019
覚えておくフレーズは3つだけ。「My Name is 〇〇.」、「Nice to meet you!」、「What is your name?」
— Hiroshi Fukui@DMM英会話は休会中 (@echizenya_yota) June 30, 2019
英語の文法よりも日本語の文法に注意を払う
日本語が母語でない人たちと会話するときのコツ。こちらの英語力よりも向こうの日本語力の方が高い。簡単な会話であれば英語と日本語のちゃんぽんでも通じるケースもあると思う。むしろ大切なのは日本語ネイティブの人たちは、小学校や中学校で習う日本語文法にのっとって話すことの方が大事。
— Hiroshi Fukui@DMM英会話は休会中 (@echizenya_yota) June 30, 2019
日本語が母語でない人たちと会話するときのコツ。自分が日本語を話すときには早口で話さない、簡単な表現を心がける。さらに単語、文節、句、文、文章、段落といった日本語の単位にもとづき、適切な間を空ける。また「主語 + 修飾語 + 述語」といった日本語文の構成を崩さない。
— Hiroshi Fukui@DMM英会話は休会中 (@echizenya_yota) June 30, 2019
スピーチをするときの心がけ
日本語が母語でない人たちにプレゼンテーションをするときのコツ。自分がスピーチをしているからといって一方的に話すことだけに集中しない。自分が興味のあることについて話が始まったら、オーディエンスはすかさず手を挙げて質問をはじめる。間違っても「話の腰を折られた」などと思ってはいけない。
— Hiroshi Fukui@DMM英会話は休会中 (@echizenya_yota) June 30, 2019
この点、日本人は良い意味で「お行儀が良い」のではなく、よくない意味で「お行儀が良すぎる」。下手したら質問さえ出ない(話そのものがつまらんということもあるかもしれませんが)。
— Hiroshi Fukui@DMM英会話は休会中 (@echizenya_yota) June 30, 2019
居酒屋トークについて
日本語が母語でない人たちと会話するときのコツ。カジュアルな会であれば最初はサバイバル英語だけでも全然OK。むしろ日本の文化に精通していることの方が大事。
— Hiroshi Fukui@DMM英会話は休会中 (@echizenya_yota) June 30, 2019
"Oh! Doraemon"とか"ヘイ、Dorami-chan."などドラえもんの会話をしている時に使った英語は、"Doraemon was born in 1970's"だけ。これだけで尊敬されたw
— Hiroshi Fukui@DMM英会話は休会中 (@echizenya_yota) June 30, 2019
最近は英和辞典だけでなく、英英辞典にも「Otukaresama」という日本人でも意味不明な単語が掲載されているのだろうか。「お疲れ様です」というとどの国の出身の人も日本人以上に頭を下げて挨拶をしてくれる。頭を下げてもらうほどの丁寧なあいさつでもないんですけどw
— Hiroshi Fukui@DMM英会話は休会中 (@echizenya_yota) June 30, 2019
もちろん一連の投稿は日本国内において日本に在住する方を想定しています。「アメリカで弁護士になるためにロースクールに留学する」や「1億ドル」の商談もまとめることができるビジネスマンになりたいという人はマネをしないでください。
— Hiroshi Fukui@DMM英会話は休会中 (@echizenya_yota) June 30, 2019
おまけ〜日本の教育制度について
ついでに驚いたことが日本はOECDに加盟して「先進国」と自称しているわりに、義務教育の年限が他の国より短いらしい。イギリスの義務教育期間は12年間。六・三制にもとづき9年間しかない日本は珍しい存在らしい。
— Hiroshi Fukui@DMM英会話は休会中 (@echizenya_yota) June 30, 2019
いかがでしたでしょうか?「英語を勉強しなきゃ」といって「やるやる詐欺」になっている方の参考になれば幸いです。