【読書感想】複業のトリセツ(DMM PUBLISHING) #ブログのコツ #ブログ仲間募集中

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「複業のトリセツ」は大変読みやすかったです。さすが著名なブロガーさん(染谷昌利さん)が書かかれている本ですね。自分は「副業ブログの先生」をやっていて、「ここまで書かれたら商売上がったりじゃないか!」と感じてしまうぐらいの良書だと思いました(笑)。

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ブログ記事を書くときのお手本にどうぞ

とは言うものの自分が副業ブログセミナーを行ったときには、「複業のトリセツ」を文章を書くときのお手本としてするつもりです。理由は以下の3点。

1.的確な見出し

ブログサイトで使われるHTML言語には見出しタグ(h1からh6まで)があります。その名のとおり見出しをつけて、人やGoogleの検索ロボットがブログ記事を読み込んだときに、文書の構造を分かりやすくする役割があります。

その見出しタグのノウハウを生かして、本文中でも大見出し・中見出し・小見出しが的確に使われています。読者がページを開いたときに「読み込まなければならない」と言う圧迫感が感じられません。

2.文がシンプル

日本語の文には3つの種類があります。

  • 単文 → 文中に述語が1つだけある文のこと
  • 重文 → 主語と述語をもつ関係が2つ以上、並列的に含まれる文
  • 複文 → 文中に修飾語・修飾部があり、その中に述語の含まれる文

数えた訳ではありませんが、主に単文と複文を中心に文章が構成されている印象がありました。そのため本全体がシンプルな文体になって読みやすいと感じます。

ブログ記事はスマホでも読まれます。スマホのような画面の小さいデバイスで文章を読んでもらうためには、シンプルな文体が欠かせません。

3.主張の根拠をインターネットで公開されている数字で示す

これまで多くの日本人にとってなじみのなかった、複業(副業)をなぜしなければならないか?染谷さんが主張する内容には、「自分がこうだったから」と言う主観的な体験だけでなく、社会情勢も含んだ客観的な数値でもって理由が説かれています。

その数値は中央官庁や知名度の高い民間企業など、しかるべき団体がインターネット上で一般公開していて、誰でも検証可能です。読者は染谷さんの説明について、説得力が非常に高いと感じるでしょう。

稼ぎの8割が消えて「一億総複業」がさらに加速

「複業のトリセツ」について、自分が何か意見を述べると言うことはほとんどありません。ただ強いてあげるとすれば1点だけ。「第四章 一億総複業時代に向けて」について。社会保障関係の仕事に就いていた人間からすると、「もっと複業の必要性を強調してもよかったんじゃないかなぁ」と思います。

こちらのスライドを見ていただけると分かりますが、現在(2016年)でも国民負担率は42.6%で、将来(2075年)81.2%(スライド6枚目)まで上昇する可能性があります。実に収入の8割が手元から消えます。この現状をもっと強く訴えれば、「一億総複業化」がさらに加速するのではないかと思った次第です。

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