最近、ビットコインサポートページの翻訳をやっています。
ただし、英語が大して分かるわけではなく、ビットコインについて知り尽くしているわけでもありません。そのせいかときどき、
「ビットコインって何?」
という、そもそも論にぶち当たります(あくまで技術論として)。
ホリエモンチャンネルでビットコインの「そもそも論」を解説
ビットコインが暗号通貨であることは分かっていたんですが、もうちょっと具体的に言うと何なんだ?ということを聞かれると、答えられませんでした。
でも「ホリエモンチャンネル(2014/05/06)」を視聴していると、堀江さんが、以下のように、一言で説明されています(2:26)
(ビットコインとは)公開鍵暗号方式の仕組みを使った通貨。
なるほど。
それでは次に、「その暗号って、大丈夫なの?」「誰かに見破られないの?」という素朴な疑問が浮かびます。もっともそれらの疑問についても、翌日の「ホリエモンチャンネル(2014/05/07)」で、またまた堀江さんが、ポイントを抑えた上で説明されています。(1:56~2:52)
(ビットコインとは)素因数分解が難しい。時間がかかるという原理を使っている。大きな桁数の素数と素数を掛け合わせて出てくる数字を公開鍵にしている。秘密鍵を知っているということはその素因数を知っているということ。自分は秘密鍵を持っているので素因数分解の解が分かるけど、自分以外は1つずつ素因数分解を解くしか鍵を開ける方法がない。
数学の知識ゼロで理解できる公開鍵暗号方式
堀江さんの説明は、適確で見事です。見事なんだけど…
- 素因数
- 素数
- 素因数分解
数学が苦手な人は、おそらくこのへんのキーワードで拒否反応が出ると思います(ちなみに私もその一人ですが…)。
ただし今回ご紹介する、世界でもっとも強力な9のアルゴリズムを読めば、素因数分解とか素数とか理解しなくても、公開鍵暗号方式の原理のほとんど分かるようになります。
具体的には、「絵具混合トリック」を用いて、掛け算や割り算が分からなくても、言葉と簡単な絵で分かるように説明されています。しかもたったの5ページで。
公開鍵暗号方式を数学のレベル別に説明!
「掛け算や割り算ぐらいなら分かりますぅ~」と言う人には、九九や2ケタの掛け算や割り算を用いた説明を、読み進めるのも良いでしょう。公開鍵暗号方式の仕組みについて、さらに理解が進むと思います(もちろん2桁程度の数値では、一瞬で見破られてしまいますが)。
2桁の掛け算・割り算以降は、乗数と時計算を用いた例を、第9章では素因数分解を用いた例、と言う具合に読み進めてください。すると堀江さんが説明した公開鍵暗号方式の原理が、ばっちり分かるようになるでしょう。