『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』は #片渕須直 監督が考案し、原作者 #こうの史代 さんに快諾頂いたタイトルです。すずさんとリンさんの交流を描く昭和19年秋と昭和20年冬~春のエピソードや、すみちゃんを案じながら迎える20年9月の枕崎台風などが追加されます。#いくつもの片隅に pic.twitter.com/fGNWQqkRY7
— 映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』&映画『この世界の片隅に』公式 (@konosekai_movie) July 25, 2018
すごいですね〜。気がついたら2年間フル稼働のアニメ映画「この世界の片隅に」。自分が映画館で「この世界の片隅に」を見たときはそこまでロングラン上映されるとは思っていませんでした。今度は2018年12月に「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が見られるそうです。
すでにご本人の公式サイトでもアナウンスされていますが、「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」でも北條すずさん役はのんさんが担当されます。
「枕崎台風編」と「白木リン生い立ち編」が追加
「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」12月公開 30分の新規シーン追加(産経新聞) – Yahoo!ニュース https://t.co/K16xW2wqIz @YahooNewsTopics
— Hiroshi Fukui@DMM英会話は休会中 (@echizenya_yota) July 26, 2018
産経新聞の報道によりますと、「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」では今までの本編に追加する形で、「枕崎台風編」と「白木リン編」が30分に渡って追加されるとのことです。
「枕崎台風編」と「白木リン」の生い立ちエピソードは原作漫画で言えば、「この世界の片隅に(下)」で登場する場面です。手元に「この世界の片隅に(下)」があるので、2つのエピソードのページ数を数えると合計で16ページあリます。漫画を読んでいる分には数分で読めてしまうのですが、片渕須直監督が16ページを30分の尺でどのように表現するのか期待されるところです。
こうの先生の表現技法をどう再現するか?
また追加編の尺についても気になるところですが、ファンの方にとっては「白木リン編」も注目する点でしょう。原作者のこうの史代先生は単に漫画を書くというだけでなく、その表現技法にも工夫を凝らされています。
例えば北條すずさんが右手を失ってしまって後の場面は、利き手の右手ではなくすべて左手で絵を書かれていたそうです(大切なものを失って心の歪みを表現するため)。原作では白木リンが遊女となったいきさつはペンではなく、口紅で書かれています。おそらくお客さんの前では厚く紅を使う遊女の心情を表すために使われた技法だと思います。
まだ夏の暑い盛りですが、「枕崎台風編」も「白木リン編」が加わった「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の上映が今から楽しみです。