1. TOPTOP
  2. Web学習法

0からのウェブディレクション講座@関西”:第三弾「運用編」

|

0からのウェブディレクション講座コンプリートカード

0からのウェブディレクション講座コンプリートカード

先日、

に引き続きまして、0からのウェブディレクション講座@関西”:第三弾「運用編」(新しいタブで開く)に参加してきました。講義やワークショップ、その後の懇親会を通じて、印象に残ったことがあるので、書き残しておきましょう。

「ユーザーの気分と気持ち想いをイメージ」って、どっかで聞いたことがあるな…

講義やワークショップを聞きながら、印象に残ったことをメモ書きをしていました。家に帰って見直してみると、こんな文が残っていました。

  • (講師の中村さんの)仮説構築力がめちゃめちゃ早い
  • 物事の興味・関心・好奇心がすごい
  • ツッコミがするどい
  • 既存のものを「ダメ出し」するけど次の代替案がすぐに用意されている
  • GoogleAnalytics見たら「ハイ終わり~」ではなく、次のActionが大事

その中でも最も印象に残ったのは、次のメモです。

  • 「数字の先にあるユーザーの気分と気持ち想いと理由を妄想できるイメージング能力」が大切

印象に残ったというか、この言葉にデジャヴを感じます。この考え方どこかで聞いたことあるぞ!

ドットインストールのユーザビリティテスト

実は、このユーザをイメージする考え方を強調している方は、他にもいらっしゃいます。ドットインストール(新しいタブで開く)というWebサービスを運営されている、田口元さんです。

「3分動画でマスターする初心者向けプログラミング学習サイト」という触れ込みで、国内プログラミング学習サービスとして、Web界隈では注目度が、大変高いサービスです。

「ドットインストールの中の人」とイメージが強い田口さんですが、他方ブロガーとしてIdea*Idea(新しいタブで開く)というブログも運営されています。

そのブログの中で、自身が運営されているドットインストールを例として、「起業家に告ぐ、ユーザビリティテストを使え」(新しいタブで開く)という記事をUPされています。

0ディレではサービス開始後の運用、ドットインストールではサービス開始前のテストという具合に、状況は若干違います。ですが田口さんがコンサルタントの方から、突っ込まれている内容は、中村さんが各ワークショップで指摘されていたことと、ほとんど同じです。

そのときの様子の一部を、記事から引用させていただきましょう。

「わりとすごい機能をたくさん作っちゃったから驚かれちゃうかな〜」なんて思いながらサイトのプレゼンを始めたのですが・・・結果はひどいものでした。

「これ、どういう人が使うんですか?」
「なるほど、じゃ、そういう操作をしてサイトに来ますよね。でも、この画面じゃ何があるかわからないですよ」
「このページでユーザーに何をさせたいんですか?」
「ポイントって何ですか?」
「ホーム画面のアクティビティって何ですか?アクティビティってみんなが理解する言葉ですか?」
「学習させたいんですか?友達とつなげたいんですか?どこをクリックしてもらいたいのですか?何がしたいんですか?」

矢継ぎ早に質問されて気付いたのは「まったくユーザーのことを考えていなかった」ということでした。このサイトに来る人がどういう人で、どういうシチュエーションでアクセスしてくれて、また、そのページに来るまでにどういう心理が働いているのか、といったことがすっぽり抜けていたのです。

個人的にドットインストールの有料サービスを使っています。ユーザビリティについて特に不満を感じたことはありませんが、最初期は田口さんでもユーザの気持ちが汲み取れていなかったんですね…。

ユーザの気持ちを汲み取ることは「作業」の一部

もちろん、私が言いたいのは、どっちがどっちの真似をしているということではありません。そうではなく、Webサービスを開始・運用をしていくうえで「ユーザーの気分と気持ち想い」をイメージすることは、当たり前のことだということです。

あまりにも「え、ユーザビリティテストやっていないの・・・?」と驚くことが多くなってきたので、ちょいとその手順なんかを説明してみますよ・・・(ユーザビリティテストをやっているところにとっては以下、当たり前の説明が続きますのでスルーでお願いいたします・・・)。

ユーザの気持ちを汲み取ることは、もはや「作業」の一部ですね。何か作ったら「ハイ、終わり~」という気持ちに流れがちですが、今回のセミナーで「運用」の重要性が、深く刻みつけることができました。

セミナー関係者のみなさまありがとうございました!

参照サイト:
0からのWebディレクション:03 運用編:数字を見るその前に SlideShare(新しいタブで開く)